日記帳。



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2oo2.1o.24____いつでもどこでも、愚かな時代

アブトロニックが研究室にやって来た。名前違ってるかも。

今さら説明するまでもないと思うが、アブトロニックとは、かつてちまたで大流行したダイエットandエクササイズ器具である。電気でぶるぶるするというアレのことだ。

 「おなかに巻くだけでアナタもたくましい体に!」

という怪しさホームラン級なコピーにもかかわらず、どことなく説得力のあるメカニズムや、人間すべてに備わったどん欲な怠惰心に後押しされて、空前の大ヒット商品となっている。ゲームセンターの景品としてもしばしば見かけられるほどであり、いまやテレホンショッピング界の希望の星である。
これは、わざわざK子さんが、おやじさんのものをもってきてくれたという。ありがとう、K子さん。

さっそく研究室中の関心が、ソレに集中する。
悲しいもので、だれ一人として、「ふん、そんなもの・・・」というような目をする者はない。全員が全員、われ先にと手を伸ばす。そしてあっという間に人だかり。もみくちゃになるアブトロニック。裏も表も舐めるように観察されるアブトロニック。上に行ったり、下に行ったり、アブトロニック。

どうやら我々は、何か『喜び』に類するものに、異常に餓えているらしい。アブトロニックがその欠けている心のすき間をうめてしまうという事実は、少し考えさせられるところがあるが、そこはあまり気にしない。喜びたかったら喜べばいいじゃない。五木寛之も喜び上手な人が好きだって言ってたもん。

感嘆の声の漏れ聞こえるその人だかりからは、さまざまな意見が生まれていた。聞こえた通りに書き並べてみる。

「おぉ」
「筋肉、動いてるような気がする」
「かなり押された」
「つったと思ったよ」
「体に良くないよ、ぜったい」
「モノ自体が、けっこうヘボいよね」
「まだ痛いよ」
「本当はアブジェル塗らないと」
「アブジェル?・・・ああ、ほんとだ、『アブジェル』って書いてある」
「・・・・・・何にでも『アブ』がつくんだな」
「アブジェル、名古屋で作られてるみたいよ」
「これ、他のことやれないほど気になるよね」
「いででっ!いでででででばかばかっ!」
「赤2つだから、初心者モードだよ」
「痛いだけだよぅ」


うーむ、実用的な評価は低いようです。

最後にぼくの意見を書いておきます。
ぼくは、うちのおじいちゃんが「低周波治療器」を持っていて、なので電気を送る系の健康器具は経験済みなのですが、ずばりアブトロニックは、ただ単に低周波治療器をでっかくしただけですね。びっくりしました。こんなのむかしっからあるじゃないですか。ただベルトをつけておなかに巻けるようにしただけじゃないですか。外観もまるでおもちゃです。ちゃっちいです。どーしょもないです。これ絶対、問題ありますよ。ねぇ。

やっぱり健康は買うもんじゃありません。そんな
「若い体を欲しがる金持ち老人」
みたいなこと言ってないで、あるあるでも見て地道に鍛えなさい、ってな話ですな。


 ・・・。
 でも、どこかに健康、売ってないかなぁ・・・。


2oo2.1o.29____突然の雨に打たれて 夢中で何かを探したね

日記の更新をしようとしたら、

『isweb - HOOPS!の統合につき、下記の日程でデータ移設作業を行っております。
そのため、現在こちらのツールをご利用いただくことが出来ません。』

と、言われた。

あらかじめお知らせしてもらえないと、こっちだって困るのである。

とりあえず
10/28〜11/9の間は、「風船の結び玉2」は更新できません。

と思ったら、掲示板が生きてた。なんでも作っとくもんだねぇ。

しばらくの間、ここに書いてきます。
よろしく。

さて、今日のところは帰るとするかな。

だって、お腹が空いたんだもん。
するめの良い匂いが廊下中に漂ってるんだもん。
たぶん、となりの生物化学研究室で、たんぱく質焼いてるだけなんだと思うけど・・・。

ぐぅ。

でわ。



追記:(2oo2.11.1o)
infoseek据え付けのツールから更新していたのだが、それが突然使えなくなった。しょうがないのでしばらくの間、落書帳(BBSね)に書いていたのだよ。

2oo2.1o.3o____それは・・・、あるなぁ。

うちのガッコのトイレはほとんどウォシュレットです。
ボタン1つでおしりを洗ってくれるという、まさに便利な機能のついた便座が、あちらこちらに点在するのです。

なんか、ある会社のとったアンケートでは、
「住宅2軒に1軒はウォシュレットがある」
という結果が得られたらしいですよ。ホントですかね。
うちの実家はもちろんそんなもんありません。これは我が家の裕福度が全国で平均以下だということを示しているのでしょうか・・・。

それで前々から思ってたんだけど、
あれってホントにおしりを「洗ってる」のかなぁ。
なんか水は当ててるんだけど、別にブラシが出てきてワシャワシャするわけでもないんだよね。
洗車だって自動食器洗い機だって、水をぶっかけといて、はい、おしまい、なんてことは考えられないし。

結局ウォシュレットは、水をかけといて、ふやけた×××を人間に紙でふき取らせる、それ以上の機能は実質的に無いわけでしょ?それで
「洗浄便座」
を語るのはよくないと思うわけ。
「尻ぬらし便座」
として売るべきだと思うがいかに。


もしかしたら、
--おしりを洗うよ--
みたいなことを言わないで、思い切って
『直腸洗浄便座』
として売っていたほうが、意外と普及率は高くなっていたかもしれない、と、ぼくはよく考える。

むかし、佐々木倫子さんの漫画「動物のお医者さん」に、"馬の便秘を治す方法"が描かれていた。

『肛門にホースを突っ込んで水を勢いよくぶち込み、強制排便させる』

ンなむちゃくちゃな、と当時は思ったものだが、
実際ウォシュレットによって、それとほぼ同等とされる状況になったとき、
いやぁ、出るわ出るわ
(これ以上は書けません)


2oo2.1o.31____冬が始まるよ

最近、ようやく自販機に『あったか〜い』のジュースが並ぶようになり、いよいよ本格的に冬になるんだな、などと人為的な季節感に切なさをつのらせる、現代っ子の望月です、こんばんワ。

自動販売機というのは実際かなり便利ですよね。
チャリンチャリンのポチットナによってガコガコンとなる、究極のお手軽ショッピングであるため、今や生活に欠かせない存在にまでなっている人もいます。
道を歩けば自販機、自販機、そして自販機。えげつないほどの供給量。
それでも資本主義が破綻をきたさないのは、充分な需要があるからにほかならないのだが、そろそろこの需要拡大にも天井が見えてくるころではなかろうか、なんて思う。
どうやらそれに気づいたジュース屋さん各社は、最近奇をてらった形状の缶に入れて売るようになってきた。

まず伊藤園によって500mlPETボトルが作られた。これが大ヒットであり、今では自販機にまで並ぶようになっている。

ボトル缶、と呼ばれる、フタのできる缶のジュースもあらわれた。PETボトルに対する相対的な利点はあまり感じられないが、なんとなくcoolな感じがする。

DAKARAなどは紙パックで売っていたが、それこそ「だから?」と問いたくなる戦略であり、よくわからないが、環境に優しいってことだろう。


だけど、唯一1つだけ、当時のぼくには理解のできなかった形状の缶ジュースがあった。
それが「280ml缶」である。

その自販機には、大きくこう書かれていた。

『280ml缶 お手軽ハンディータイプ 100円』


値段がお手軽じゃないんだよなぁ。

通常のジュースは450mlで120円なのだから、単位体積当たりの値段を計算してみれば、どう考えてもこれはお買い損である。75円くらいでないと、割があわない。もちろん輸送費とか缶自体の値段とかを考えると、100円くらいはするだろうな、とは思うのだが、そんなもん、ジュース飲むほうにとっちゃ知ったことではない。20円上乗せして、450mlを買ったほうが明らかにお得なのだ。

だれがこんな割高のジュースを飲むんだろう、買う人なんかいるんだろうか、
昔からぼくの中で疑問だったこの缶の存在の謎、
ついこのあいだ、自身の経験により、ようやく理解に及びました。


缶ジュースが1本一気に飲みきれない。


ぼくは今まで、缶ジュースというのはすぐその場で飲みきるものだと思っていました。飲みきる能力も持っていました。
ところが、トシですかね、最近450mlっていう量がとてつもない大容量に思えてならないのです。

「これが280ml缶の生まれた背景か・・・」

半分以上残ったジュースを片手に、
失われゆく若さを過ぎ去りし秋の景色に重ねてみては、なにかを抱きしめたくなる冬の昼下がりでありました。




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