2oo2.1o.11____僕たち男の子、君たち女の子。 |
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追記:(2oo2.11.1o)
『ちょびっツ』の掲載されていた「ヤングマガジン」は、少年誌、というよりは成年誌でした。そうなると上記の文にいろいろおかしなところがあるのですが、ま、気にしてはいけません。 ちなみに「5倍も6倍も・・・」というのは単純に少年誌、少女誌の売り上げについての話で、作家さんの給料について言ったのではないです。 追記:(2oo2.11.24) 今日、『ここはグリーンウッド』で有名な那須雪絵先生による、やおい漫画を発見した。 なぜやおいに走る!女性作家よ! |
2oo2.1o.13____歩いたりしない |
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頭髪において |
2oo2.1o.15____みーんなーでワッハッハ |
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きのうはゆっくりと深夜番組に興じたよ。 |
2oo2.1o.16____薄っぺらのボストンバッグ、北へ北へ向かった |
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さて、今から筑波に行ってきます。 |
2oo2.1o.24____ぐるぐるまわって、まわって、まわって・・・ |
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少し遅くなりましたが、筑波での話を書きます。 一日目・・・雄途 朝九時半、ガッコ集合。外の国では憂鬱の色を「ブルー」としているらしいが、実際そんなさわやかなものではない。ぼくの心は、どす黒ナマリ色だ。 近く、確実におとずれる地獄絵巻は、なんか変な癖が付いてしまったらしく、丸めても丸めても、びろーんと全開になって、脳裏を埋め尽くす。 『うぇ〜ん、ユウウツだよぅ。』 筑波のKEKは二度目であり、一度行ったことがあるために、その地獄絵巻の描写はすこぶるリアルでしかたがない。 本日の参加者は3名。Y助手センセと、一学年下のK子さん、そしてワタクシ。 K子さんは大学4年生で、卒論のテーマがKEKでの放射線を使った研究であるため、ちょくちょくKEKに行かなければならない。 『K子さんは月に1,2回しか実験しないから、楽だな』 とか言う奴もいるが、そんな奴は俺の怒りを口に詰め込んでフォアグラにしてやりたい。人の苦労も知らないで。氏ね。逝ってよし。 ガッコでは数名が実験中。 『お、今から行くのか?』 「はい、行ってきます」 『おみやげ、期待してるぞ』 「・・・ えーと、筑波の名産ってなんですかね?」 『・・・ 研究施設内に何か売ってるんじゃないか? <放射線まんじゅう>、とか』 「・・・うーん・・・」 Yセンセの車に、ダンボール五つ分の荷物と工具セットを詰め込む。最後に三人が詰め込まれると、車は東へと走り出した。 Yセンセが運転、ガイド、実況担当。 後の二人が質問、相づち担当。 カーステレオから一昔前の歌が流れる。 Y 『これ、誰が歌ってるか知ってるか?』 望 「はい、まぁ」 Y 『なんだ、知ってるのか』 椎名林檎くらいならぼくでもわかる。 Y 『これ、知ってるか?』 望 「はい、まぁ」 ワンズくらいまでなら何とかわかる。 望 「・・・ これ、誰の歌ですか?」 Y 『なんだ!ZONEも知らないのか?』 望 「・・・2,3曲ならわかりますが・・・」 ZONEを語れる38歳妻子持ちはなかなかめずらしいと思うが。 数時間後、東京に入る。 とちゅうYセンセは、レインボーブリッジだとか、東京タワー、フジテレビ、サントリーのう○ことかを見せてまわってくれた。 ところがどっこい、ぼくはセンセの隣でグースカ寝コケてしまい、全然覚えちゃいません。失礼すぎます。 どこかで彼の機嫌をとらなければ、たぶん卒論を通してもらえないでしょう。 6時間後、筑波に到着です。 もう少しでKEKに着くらしく、景色は寂しさを増す一方。 そう、研究施設の周りは何もないのだ。いわゆる「つくば学園都市」というやつであり、コンビニでさえ車で行かないといけないのだから、その寂しさは想像にたやすいと思われ。 直線道路がずどーん、ずどーんと通っていて、その両脇ではでっかい建物がのんのんのんのん言っている。車から見えるこれらすべての白壁の内部で、自然界にない何かを合成したり、DNAを組み替えていたりしているのだと考えると、いやはや、デンジャラスこのうえない。 それにしても今日はあたたかい。 あぁ、まぶたが・・・。 まぶたが・・・・・・。 まぶたがあああああああ・・・・・・! グ。 目的地到着。 受付でバッジをもらう。 このバッジは、喰らった放射線量をカウントすることができるすぐれ物だ。 もし年間での被爆放射線量の蓄積がある値を越えてしまうと、しばらく研究所の入場が禁止され、測定ができなくなるきまりがある。 ・・・。 いやいや、そんなことはしませんよ。ニヤリ。 一通り荷物を運び入れた後、宿泊施設へと移動。 実際に測定できるのは二日目の朝九時からの48時間。その前後はほかの人の予定がびっしり。つまり、本日の予定は終了である。寝るだけである。グ。 二日目・・・紛乱 八時半、測定ハッチに到着。 便利なもので、測定に必要な設備は、すでに据え付けられているのだ。 基本的には測定したいサンプルをそこに置いて、スイッチオンで測定終了である。 ハッチと呼ばれるでっかい鉛のコンテナを閉めて、X線を透過させて、サンプルの前後でX線の強さがどう変わったかを観測すればよい。X線の強さを変えていって、その傾向から、そのサンプルはどんな分子構造をしているのかがわかる、かな?みたいな実験なのだな。液体でも固体でも測定可能だから、この技術が発展すれば、きっと便利に違いない、とは思うよ。 とりあえず48時間しかないのだから、できるかぎりどんどん測定データを集めなければならない。二日後には次のグループが来てしまう。 まずはじめての機械なので、使い方をYセンセから学ぶ。 ふむふむ、なるほど。 次にサンプルの準備方法について学ぶ。 ふむふむ、ビニール袋に、濾紙を入れて、溶液をしみ込ませる。なるほど。 測定開始。 Yセンセは出てきたデータの解析に大忙しなので、ぼくとK子さんで試料準備室を行ったり来たり。 測定は一回あたり30分かかる。であるから、我々は時計を見ながらサンプルを作り、30分少し前にはハッチに戻って、間隔が空かないように別のサンプルの測定を始めないといけない。 ビニール袋をもって走り回るその姿は、あたかも爆走列車ハラハラ風船ゲームに興じているようで、楽しくもあり、苦しくもあり。 いろいろ測定したが、とにかくピリジンが臭い。どんな匂いかというと、一言で言ったら「汚い便所」。とってもファンタスティック。食欲うせる。 K子さんは24時、ワタクシは27時に、Yセンセに寝るように言われる。センセはオールナイトで測定するという。ぼくはもう、大変だなぁと思うしかない。 三日目・・・混乱 二人が宿舎から戻ると、彼はホントに測定しつづけていた。 昼飯食べに行って、Yセンセのお休みタイム。 その間、爆走列車ハラハラ風船ゲームにいそしむ若者二人。 ところがYセンセったら2時間ぐらいで戻ってきちゃって、逆にこちらが気を使う。 もっと寝ててよ、ねぇ。 夜の九時。 測定は朝の九時までできるから、あと12時間、ラストスパートだ。 今日はワタクシもオールナイト。K子さんはおやすみなさい。Yセンセと二人で、朝まで爆走(--中略--)ゲーム。 夜の12時。あと9時間。思いつくままに測定をつづける。せっかく筑波くんだりまで来たのだ、時間ギリギリまで測定せねばもったいないおばけがデンコちゃん。 う、 ここにきて疲労感が押し寄せる。 あぁ、まぶたが・・・。 まぶたが・・・・・・。 まぶ 『おまえはそこのソファーで寝てろ!』 しょぼん。 四日目・・・錯乱 『おい、あのanknownの結晶、測定するぞ、ペレット作れ』 「え?亜鉛ですか?」 『ちがう!アンノウン!』 師の声は遥か遠く、意識は自身の管理を離れて上空をさまよう。 ・・・混乱の中、かるく臨死体験。 朝9時。 すべての任務が完了。 カタヅケ。 くせぇのなんの。 なにがなにやら。 あひ〜ん。 五日目・・・生還 (記憶にない) ・・・と、まぁこんな感じですわ。 別に面白いことなんかありゃしませんでしたよ、実験しに行ったわけですから、あくまでも。 とにかくつかれた、この一言に限ります。 そして山のようなデータ解析が残るのみ・・・。あうう。 |
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