日記帳。



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2oo3.o6.19____マッハGO! GO!

一ヶ月以上前の話になるのだが、なんだかF1のレース中、シューマッハの車がガソリンの給油に失敗して炎上したらしい。それであわてて消火したらしい。なのにその車でそのまま走ったらしい。それでけっきょく優勝したらしい。すげ。


まぁ偉そうに「シューマッハ」とか言ってますけどね。ぼくはほとんどF1について知りません。興味無いんすよ。
でもF1好きな人は思う以上に多いんですよね。ぼくには分かりません。

うちの研究室にも数人詳しい人がいて、深夜のフジテレビでF1があった次の日は、もうその話題で持ちきりなのです。
ある日、ぼくと同様「F1分からん」タイプの後輩が、F1マニアの先輩に対して

「F1って、なにが楽しいんですか?」

という命知らずの質問をしていました。
先輩は「うーん、チームとか、選手とか、車とかのバックボーンを知っていれば楽しめるんだけどね」とか答えてました。ふーん、そんなもんですか。


ほかにその後輩が質問したのが、
「シューマッハとか、いつも勝つ人って一緒のような気がするんですけど、勝つところって、何が違うんですかね?」



先輩が答えるには、
「やっぱり、一番お金持ってるチームが勝つよ」




だめじゃん。



2oo3.o6.2o____誰もがポケットの中に 孤独を隠しもっている

長く一人暮らしをしていると、どうしても
「独り言」
が多くなってしまうのよね。
一日を振り返ってみて、一番たくさん話し掛けたのが「自宅のテレビ」だったりする生活は、やっぱり虚しいです。

ぼくのように症状が末期になると、独り言の内容にも問題が出てきて、とにかく中身が無駄になってきます。全く無意味で、何のために言葉は生まれてきたのかを疑問に思わずにはいられなくなります。
とりあえず最近のぼくの独り言を並べてみる。どこまでが「通常」で、どこまでが「症状」なのかを各自指摘してみてほしい。





「よっこいしょ。」

これはもうぼくの定義では独り言に入りません。呼吸法の一種です。



「さて、行くか。」

これも、意味ある言葉としては行き先不明ではありますが、そのあとの余韻を楽しむための水の音と思えば、なんだか趣き深い独り言であります。



「役所広司も八面六臂やな。」

テレビに向かって。なぜか大阪弁。



「あららおやぶん ぼくちんびっくりでぷー。」

もう自分が分かりません。



2oo3.o6.21____世の果てでは空と海が交じる

大学の知り合いに、やけにクラシック音楽に詳しいヤツがいる。

どっか食べ物屋に入ってクラシック音楽が流れていたりすると、
「お、ヴォーンウィリアムスのグリーンスリーブス幻想曲だね」
シャキッと作曲者まで答える。ついでにどんな映画で使われていたのかも答える。そう、彼は映画にもすこぶる精通しているのだ。その上洋楽にも詳しい。ビートルズビートルズ言ってる。知っているとかっこいい知識は、すべてその頭に入っているのだ。
そういった「すごい」人と知り合いになれるので、ぼくは
「無理してレベルの高い大学に入ってよかったなー」
などと思うのだ。


しかしそんな彼にも欠点がある。
それは「本物を知りすぎている」ということ。

彼は邦楽をほとんど知らない。なので邦楽マニアのぼくは、彼に日本のいい歌を教えてあげる。ま、ご存知の通り最近の歌謡曲にはいい曲がまったくないので、ちょっとさかのぼって「X Japan」などを勧めてみる。ぼくの好きな『week end』などをテープに録音して彼に渡す。この歌はヨシキのピアノソロがとってもいいのだ。
ところが彼は、聴き終わったそのテープをぼくに返しながら、
「暗い歌だね」
と、一蹴。

どうやら彼には、X Japanは退屈だったらしい。
そりゃそうだ、日ごろクラシックを聴いている彼にしてみれば、「ヨシキのピアノソロ」など幼稚園のお遊戯だ。本物を知りすぎている彼には、歌謡曲などパターンのある騒音でしかないのだ。

でもぼくは、「にせものを楽しむことのできない」人というのは、少し人として寂しいと思う。
クラシック音楽はそれはそれですばらしいものである。長い歴史も認めた、絶対的な美しさがある。
だけど、現代社会に生きる者としては、はたして
「美しさ」
だけを集めて、それでいいのだろうか。
ロック、バラード、ポップス、民俗音楽、テクノ、ラップ、クラシック。美しいものや汚いもの。いろいろなものを足したり引いたりして、ようやく広いこの世界が表現できるのではなかろうか。


彼と友達になったおかげで、「美しい」曲に関してはだいぶ知識が付いた。
でもぼくは、これからもできるだけたくさんの「にせもの」に触れ合っていきたい、そう思うわけです。

さて、借りてきたガガガの歌でも聴くかな。
なんだか失礼。



2oo3.o6.22____ここちよい 針の刺激

テレビで
『ウォーターボーイズ』
を視た。

やばい。

鳥肌。




邦画はやっぱり、いい。
お金がかかっていないところが、いい。
のんびりしているところが、いい。

誰かが死ぬ映画は、いや。
勧善懲悪なんて、いや。
悪役が死んで、ハッピーエンド。そんな映画は、いや。
登場人物が全員シアワセにならないと、いや。

人間が生きていないと、いや。
生きて、動いていないと、いや。
拳銃だけが生きていて、そこに人間がぶら下がっているような映画は、いや。

お金のかかっている映画は、いや。

『やっぱり、一番お金持ってるチームが勝つよ』。

いや。

6月19日の日記とシンクロ。



あー、映画監督になりたい。そして現実逃避。



2oo3.o6.23____赤いレンガをそっと積み上げて もう一度魔法をかけてみる

このサイトを開くときに、皆さん、いつも感じることがあるんじゃないかと思います。

「・・・重い。」

そう、確かに事実、表示されるまで時間がかかるのです。


まず、上のほうに平べったい広告が、のーんびりと表示される。
ロハでHP作っている者としては文句は言えないのだが、もっとサイズの軽い広告を用意しやがれこのやろう。

この広告は色々と設定を変えることができるらしいですよ。はじめの一回だけしか表示されないようにもできます。ま、長居しないなら関係ありませんが。



このHPが重いのは、もちろん広告のせいだけではありません。
たぶんジャバスクリプトを大量に組み込んだためでしょう。思いついた仕掛けはすべて入れてしまうので、ひどく複雑なHPになってしまっているのです。

例えばキーボードで"quake"と打ってみると画面が揺れたり。

"time"と打ってみると時計が出てきたり。

そんなこんなでコマンドを20個くらい埋め込んでしまって、無駄に重いわけですね。無けりゃ無いでいいんですけどね、べつに。
ブラウザの設定で「ジャバスクリプトをOFF」にすれば、けっこう速くなるはずです。非推奨。



じゃあここで、そのうちのひとつ、時期的にちょうどいいコマンドを紹介させてください。
じめじめした気候の続く今日この頃、せめて背景だけはスカッとさわやかにいきましょう。キーボードで

"sky"

と打ってみて下さい。IEのみ有効。




・・・わぁ!いい天気!余計にむなしい。


追記:(2oo3.o7.o6)
タイトル画面で打つべし!打つべし!

追記:(2oo4.o3.15)
ジャバスクリプトは取り外しました。キーボードコマンドは何にも働きません。

追記:(2oo4.o4.o5)
広告ウンヌンの話は、二つめのサイトである「フリーティケットシアター」でのことなので今は気にしないでください。


2oo3.o6.24____まわる まわるよ 時代はまわる

最近なんだかよくコンビニの前で、数人の高校生がタムロして、カップラーメンをすすっている姿をよく見かける。

「まったく、最近の若者は・・・」

などと思ってしまう自分の見解に、素直に肯定しようかどうか非常に迷うところの、自称「若者」の望月ですこんばんワ。


確かに
「そんなところでカップラーメン食べますか・・・」
と呆れる気持ちは大きいのですが、彼らの定義でそれは正しいのですから、それはまぎれもなく正しいのです。時代は彼らの専有物なのです。

経済という実在が欲望の具象でしかないならば、たぶん経済と時代は同値であって、どちらかがどちらかを作るのではないと思うんですね。だから経済にかかわっている以上、我々も本質的には時代を肯定しているわけなんですよ。
経済の拡大とともにやってくる「時」の所有の「交代」は、確実にそこにある欲望の流れなのです。時代に対する批判の言葉は、欲望の絶えた古い人たちの、経済に対する新陳代謝のカラッカゼなのです。


なんだかよく分からなくなってしまいましたが・・・、
とどのつまり、もし近い未来、コンビニの前のスペースにイスとかテーブルとか置かれて、オープンカフェ状態になって、みんながそこで食事するような時代になった時、それでも

「まったく、最近の若者は・・・」

と言えるかどうか、っちゅうことですわな。




・・・などと自分に言い聞かせて、若者文化を肯定しようと踏ん張ってみるぼくは、その時点ですでに若者でないのだということに気付きたくないです。



2oo3.o6.3o____紙ひこうき作って 明日へ投げるよ

はい。

望月です。



いま、公務員試験の自己採点が終わりました。



基礎科目:26点 /45点満点

専門科目:16点 /42点満点


はい。

とてもマークシート方式のテストとは思えません。

一次試験合格者発表は7月25日。もしこの日以降の日記に、室生犀星の詩で始まるものがあったら、もうこの話題は忘れて下さい。




国家公務員には「I種」と「II種」があるんですよ。
I種というのはいわゆる「エリートコース」であり、ばりばり働いて、ばりばり出世したい人が通る道です。
で、II種というのは、「安定」と「自分の時間」を持ちたい人のコースなわけですね。 特に出世はしなくていいから、あんまり忙しくないのがいい、そんな人はII種を受けるわけです。



当然ぼくはII種を受けましてん。

ま、何でも経験してみようと思って、軽い気持ちで。

受験料、タダだし。

友だちも受けるし、みたいな。





・・・。





・・・。







ふ。





湿度が高すぎて、涙がなかなか乾きません。



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