日記帳。



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2oo2.11.o9____例えば最初に自転車に乗れた日のことを覚えていれば
新しいコトをはじめるやつをだれも笑えやしないはず

いやぁ、マッキーはいい詩を書くね。


というわけで、装いも新たに再開です。
ま、見ての通りほとんど現状維持です。ハードを少し変えただけで、ソフトはまったくおんなじです。ふ。ついでにタイトルも変えました。
でワいつも通り淡々と行きましょう。


今回デザインを変えるにあたって、ネスケ対応にしました。

うちの研究室ってなぜかネスケユーザーが多いんだよね。
一般的にネットスケープってマイナーどころのブラウザってされてるのに。
あるデータだと、IE派が9割、ネスケ派が1割とかいう話なのだが、でもうちの研究室では半分以上の人が後者を使ってます。なぜだろう。

ネスケって「マーキー」がないので寂しい。文字が横方向にツツツぅとスライドするあれです。このHPでも、IEだとタイトルの下で滑って見えるあの文字は、ネスケだと中央に止まってる状態で表示されるわけですよ。そのうえさらに複雑なことをしようとすると、ネスケで見たらぐっちゃぐちゃで目も当てられません。

インターネットを情報収集の道具として利用している人にとっては、そういった無駄に修飾過剰なごてごてを取り除いて見えるネスケが愛用に値するのでしょう。たぶんそういうコンセプトのブラウザなんだと思います。
だけど趣味でHPつくってる人のコンセプトとは相対する存在じゃないですかね。
はっきり言ってしまいますが、ぼくは全部IEに統一すればいいと思います。
めんどくさいんですよ、ふたつのブラウザでチェックするのが。実際かなり苦労しましたよ。特に超近代文学論。時間ないのにさ。いいじゃん、ネスケなんか無くたって。IEでいいじゃん。ゴミ箱に捨てちゃえ。えい。
ただの勉強不足かもしれないけど、とりあえず上記「9割」の人間の一般的な意見だと思う。
ま、あれこれ試す作業も楽しかったんですけどねぇ。

少なくともこのHPはIE推奨です。よろしく。




ちなみに研究室内のネスケユーザーに、何でそちらを使ってるのかを訊ねてまわってみました。そしたら

なんとなく。

という答えが10割でした。
なんじゃそりゃ。
謎は深まるばかり。


追記:(2oo2.11.1o)
この日に「風船の結び玉2」から「同3」にして再出発。デザインを少し変更。詩、小説のサイトとして始めたこのHPだが、タイトルを変えることにより、日記系サイトとしてやっていきますか、と決意も新たに。

追記:(2oo4.o3.1o)
研究室のパソコンはほとんどがマックです。で、MacIEはちょっと表示が特殊であまり評判がよくないため、みんなネットスケープを使っていたのですね。

2oo2.11.11____どぉぉしよ どぉぉしよ

----どうやら、困ったことになったらしい----


「メールマガジン」というのを知っているだろうか。ぼくは最近まで知らんかった。
定期的にメールが送られてくるんですよね。そん中にいろいろな情報が書き込まれている。
発行者の日記だったり、お買い得情報がつめこまれた商業目的のものだったり、投稿されたHPの紹介を掲載していたり。中には発行者が、そのメルマガの読者に欲しい物を訊いて、安く大量購入して希望者に売る、という卸問屋システムでまわしているものもあり、一口にメルマガといってもその利用目的は多種多様であり、そして無限の可能性を秘めている。


メルマガについてよく知らなかった時代、といっても数週間前だが、ぼくは一つのHPと出会った。そこではこういったサービスがおこなわれていた。

「メールマガジン無料一括登録」

・・・なんだろう。
とりあえず登録してもらおうかな。無料って書いてあるし。ポチットナ。

----軽い気持ちでアドレスを送ってしまったぼくは、その数日後、とても後悔することとなる。

「ただより高いものはない」

というコトワザは、所詮後悔のつぶやきとしての有用性しか持たない。あるいは厳しい事後叱咤の怒号である。


ある朝、メールを開いてみた。
ガッコに来て一番にするのがメールチェック、これはぼくの毎朝の日課になっている。だが実際はメールをやり取りするような友をあまり有しておらず、一件でも来ていれば多いほうだったりするので、その日も期待することなく、とりあえずメールを開いてみた。




ガガガ

ギギ

ガガガガガ・・・


愛用のiMacが鈍くリキむ。
そしていつもの画面が表示される。






受信 240件






はぅぅ!




一括登録、それは危険な罠。
素人は手を出してはいけない。


そして今日もぼくは、一時間ごとに30件送られてくるメールの登録解除に追われる日々。


本気でアドレスの放棄を考えています・・・。

もしここ数日にメールをくださった人がいましたら、1週間後に連絡ください。頑張って発掘します。


2oo2.11.15____imagine

きょうガッコで、
「望月ってジョン・レノンに似てるよね」
と言われた。

恐れ多いことです。


2oo2.11.18____窓ガラス 壊してまわった

隣の研究室に来た外人さんが大変だ。

素手で窓ガラスを殴って割ったらしい。

聞くところによると、その人の国では、実験したあとの汚れたガラス器具は自分で洗ったりはしないらしい。ちゃんとそういうのは洗ってくれる専門の人を大学で雇っているらしく、学生は実験に専念できる、というシステムなようだ。

当然、日本ではそんなシステムはない。使う器具は自分で用意して、使ったビーカーやピペットは自分で洗うのだ。そういったことを、「ニホンでは自分でやるんだよ」みたいに教えた所、彼は大激怒して窓ガラスを割ったそうだ。

困ったもんです。

郷に入っては・・・などということわざもありますが、実際それは正しいと思いますよ。人一人が怒ってみたところで、日本伝統のスタイルがくつがえるとも思えません。彼も30歳近くて、国に帰ったら助教授のイスが待っているという話なので、そんな子供じみたことで怒らないで欲しいなぁ。

ま、がんばってくれ、隣の研究室。



2oo2.11.21____ちょっとのぞいてみてごらん

最近、2chにはまって、更新もおろそかなレノン望月です、こんばんは。

ぼくは『詩・ポエム板』がおきにいりです。
おすすめは「1行詩」「上の人の質問に詩的に答える」「蚊」。

よかったら、見てみてください。
なかなかいい名言がそろってるヨ。
お客さん、安くしとくヨ。
らっしゃい。

さぁ!明日も無意味に寝不足だ!いやっほい!


2oo2.11.24____電光石火で かけぬける

たいした出来事でもないが、書く。



訳あって自転車を持ってないぼくは、昨日もまたテクテクと道を歩いていた。
するとそこに、自転車が「ビュウ」とやって来て、後ろからぼくを追い抜いた。
そこまではいいのだ。どんどん抜いてくれ。
だが追い抜かれる瞬間、自転車からとっても音痴な歌声がキコエてきたのである。
無論、自転車の彼が、走りながら大きな声で歌っていたわけである。
それは聞き覚えのない歌だったが、邦楽のポップスであることは間違いない。
あまりにも大きな声だったので、その時 ぼくは、

「はずかしいやつだなぁ」

と感じた。

かく言うぼくも実は、自転車に乗ったら歌を口ずさむタイプであり、人のことは言えない。
でも、いわゆる「カラオケよりもフロオケ」人間であり、人前で歌うより一人で熱唱するほうが好きなので、人が近くにいる場合は、そのボリュームを最小にするか、または心のヘッドフォンを差し込んで、心の中で流れるメロディにクチパクであわせたりして、周りに聞こえない最大の努力をする。

それが普通だと思う。

ま、顔の皮の厚さには個人差があるからこれ以上彼を病気扱いしやしないが、バカっぽいからやめたほうがいいぞ。以上。



だが実際、自転車の上というのは結構な個室である。もともと一人乗り以外では利用できないのだから、自転車に乗ること=一人になることであって、条件反射的に外界を過ぎ去る景色にするのだろう。
ところがここに単純な罠があって、もう一台自転車が近いスピードで後ろからあらわれたとき、それは過ぎ去る景色にはならない。ふたつの個室がお隣さんに並ぶとき、ようやくその個室に壁がないことに気づくのである。丸見えである。
で、油断して鼻歌なんか歌ってたりすると、お隣さんにハダカを見られて恥ずかしい思いをすることになる。
ぼくもけっこう恥ずかしい思いをした。音もなくいつの間にか後ろにいるもんで、わかんないんだよね。

それでも歌だったらまだ良い。
ぼくなんか昔、自転車こぎながらビートたけしの物まねをしているときに隣に並ばれてしまい、

「バカヤロ、ダンカン!」

などと言って首をかしげた状態で「はっ!」と気付き、緊急停止せざるを得なかった思い出がある。




バカヤロはおまえだ、というような彼女の声が、そのとき背中から聞こえてくるかのようだったです。とほほ。



2oo2.11.26____くろやぎさんたら 読まずに食べた

はじめに言っておくが、ぼくは別にエリエールのまわしものではない。



最近CMで、エリエールがティッシュのスリムケースをやめ、また大きな箱に戻し、そしてティッシュ一枚一枚を厚くて質のよいものにする、という方針を発表している。
なるほど、入れ物 --業界では「カートン」と呼ぶのだが--よりも中身を重視する、さすがティッシュ業界の老舗の大王製紙だ、などと思うかもしれないが、実はこの話には裏がある。


あの高さ5cmのスリムケース、じきに他社の特許権が成立するのだ。


その会社をここではA社と呼ぶ。
A社以外の箱ティッシュを作っている製紙会社は、この冬、一斉にある選択に迫られることになった。

A社に特許使用料を支払って、スリムカートンを生産し続けるか、もしくはスリムカートンを放棄して、新たなカートンスタイルによって売り出すか。

エリエールの大王製紙は後者を選んだ。ここに老舗のプライドが見える。

大王製紙は考えた。箱のサイズを大きくしただけでは、まず売れないだろう。A社のほうに客が流れてしまう。箱を大きくしたことにカコツケテ、何か新しい『目的』というものを付加させたい。
そこで考え出された方針というのが、今回の「一枚一枚を厚くしよう」である。つまりは良質宣言である。

これはもともと、エリエールの目指していたものであった。
エリエールがスリムカートンを導入した理由だって、A社の始めたそれがあまりにも好評であり、エリエールがまったく売れなくなってしまったために、しぶしぶ「ミギヘナラエ」しただけなのだ。

「枚数は今までと同じ200枚」
を売り口上としているスリムカートンだが、本当は箱を小さくするにあたってティッシュ一枚一枚をかなり薄くしているのだ。スリムカートンになってから、ティッシュが破けやすくなったと感じる者もいるのではなかろうか。どうあれ、高品質を誇る大王製紙にとっては苦渋の選択だったに違いない。
『厚いティッシュでは売れない』
悲しい事実の涙は、激しい時代の流れの一滴にしかならない。厚いティッシュでさえ、その流れを吸収できやしなかったようです。


また、大王製紙のもうひとつの苦渋の選択として、価格競争の話を同時に並べねばなるまい。

現在、箱ティッシュというのは一般的に5箱で298円として売られている。
これは別の製紙会社が、ゴミのような材料を使って、実際にゴミを使って、安価なティッシュを作ったことに端を発する。
これがまたバカ売れしてしまい、他社はしぶしぶ品質を落とし、「ミギヘナラエ」して298円とする。

大王製紙も298円で売り出した。しかしパルプ100%という企業方針は曲げることができなかった。


はっきり言って、儲けはほとんど無いらしい。
大王製紙に限らず、「正しい」製紙会社というのは、もうホントにぎりぎりのところで運営しているという話らしいよ。

現在"紙"は、「1kg500円」などという単位で売り買いされている。
安い。単価が安すぎる。
「1台2,000,000円」だとか「1棟10,000,000円」だとかいう業界とは別世界なのだ。

そうであるから、大量に作って大量に売らなければ、利潤さえ生じないのである。
製紙業とは、まさに薄利多売の典型であり、数時間でも工場の機械が止まってしまうとカンタンに赤字になってしまうという実状を背負った、厳しい業界なのだ。


今回、特許がらみとはいえ、エリエールは高品質宣言をした。
一枚一枚を二倍以上厚くし、箱をもう少し大きくし、枚数を200枚から180枚に減らし、価格を298円から398円にした。

・・・これだけ並べても、エリエールが苦しい戦いに挑むのだということが知れよう。
実際問題、箱の大きな398円の180枚を、人は買いたいと思うだろうか?

今大王製紙は、店頭実演販売に力を入れている。実際に手で触ってもらい、そのクオリティーを知ってもらおうとしている。


エリエールが本当に優れているのかはわからない。他社の製品のほうが使い勝手が良いものであるかもしれない。
だが、こういった会社の裏事情を少しでも頭の隅に残しておいてもらいたい。決して「398円だから買わない」と単純な判断はしてほしくないのである。






「・・・というわけだから、一度でも使ってみてくれよぉ」
大王製紙に勤めている、同期の友人は言った。

なんだかんだ言っても、不況なんだよなぁ・・・。

・・・がんばれ、大王製紙。




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