日記帳。



3月


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2oo4.o3.o6____あみだくじ ばば あみだくじ ばば

今年の運勢を占います。
下の3本から、1本を選んでください。



阿弥陀くじ



2oo4.o3.o9____浮かんでは消えてゆく ありふれた言葉だけ

ウチの研究室にはマンガ置き場がある。
実験室内に使われていない机がひとつあるのだが、その引き出しに「びっしり」とマンガが詰まっている。この机がまるまる「マンガ置き場」なのだ。

中身のマンガ本は研究室のみんなが各自持ち寄って引き出しの中に入れておき、そして読みたい人は勝手にそこから取っていって、実験の間に読んだり、家に持ち帰ったりしている。システムとしては完全なコミュニティーだ。そんな感じで、引き出しの中は北斗の拳や片山まさゆきなどが常に「ぎっしり」なのだ。

マンガ本のドナーというのは、最終的に限られた一部の人間に託されることになる。家に多くの蔵書を抱えるには居住が実家であることが前提となり、また家がそこそこ近くなければ運搬における労力とその成果における格差に、労働に対する不信感が頭をもたげてくるものだ。よって「実家が近い者」にマンガの補充は託される。

そういったわけで回転の遅いマンガの入庫のために、待ち時間の多い実験をしている者は、何周も何周も北斗の拳を読み返すことになる。ホントに何周も何周も読んでいる。もうそろそろ一言一句間違えずにそらんじることができるのではなかろうか。


さてマンガにしろ小説にしろ、本を読む動機というものは3つに分けられる。
ひとつは「楽しむために読む」。これが全体の大半を占めると思う。99.99%の人は「楽しむために読」んでいる。刹那の快楽のために本を読むわけです。

ふたつ目として、「書くために読む」というのがある。文章力をつける目的で本を読むわけだ。語彙を増やしたり、いい表現を盗んだりするために、文字をなぞって読むわけだな。たとえばさっき使った
「本を読む動機というものは3つに分けられる」
というように始めに「何個ある」と個数を提示する手法はケッコウ格好良く見えるので文章を書くときにチョウホウするのだが、こういったテクニックも「書くために読」まないとなかなか身につかない。文庫本を蛍光ペン片手に読んでいる人がいたら、多分「書くために読」んでいる人だろう。

そして本を読む動機のみっつ目は、「想うために読む」である。本を読んで、その後で本に書かれてある世界を自分の中で広げて、自分の世界の一部にする。親や先生が「本を読め!」と子供に説教することは多いが、彼らの期待するところはこの「想うために読む」が目的とされるのだろう。子供に「世界を広げて」ほしいのだ。



北斗の拳を何周も何周も読み返す彼は上記みっつのうちどこに属されるだろうかと考えたとき、やはり99.99%のうちの一人なのだと思われます。「書くために読む」には自身の意志が必要であり、何度も読んで丸暗記することによって「想う」ことは放棄していることになるでしょう。何回も「楽しむ」ために、何回も読んでいるのです。

ぼくが本を読むときに大切だと思うのは、みっつ目の「想うために読む」だと思うんですよね。本を読むことで、自分の世界が広がる、そんな読み方がいちばん理想だと思うんです。そのためは読んだあとに自分で考えなくてはいけなくて、だから丸暗記することでは「想う」ことができないんです。

たとえば五木寛之さんは、一度読んだ本は捨てるらしい。
森博嗣さんも、最後まで読んで一箇所も蛍光ペンでマーキングするところのない本は捨ててしまうという。

つまり一度だけ読んで、あとは自分の頭の中で熟成させてゆく、それが「想うために読む」ということなのだ。

別に何回も読むことが間違いと言っているのではない。ただ、本を読んだらあとはそれをよく噛んで、自分の唾液と混ぜ合わせて、それで本の内容というのは栄養として吸収されてゆくものなのだろう。暗記するほど読んだところで、自分の唾液と混ぜ合わせていなければ栄養にはならないのだ。



話はちょっとわき道にそれるかもしれないが、ぼくはあまり歌謡曲を「正確には」覚えていない。曲調、音程、もしくは歌詞でさえ、歌い易いようにテキトーに換えて口ずさんでいる。CDもあまり買わないので、テレビで二三回聴いたら、あいまいなままでも口ずさんで、時にまったく別の楽曲に仕上がることもある。マッキーの『hungry spider』を「フロオケ」するときも、
「ヌハハハハ」
とか
「イッヒッヒ」
とか、オリジナルにはないアイノテが間に入ります。感情込めすぎ。



マンガを読むにしろ、歌を歌うにしろ、大事なのは
「自分のものにする」
ということなのだと思います。丸暗記してその知識を人に語ったり、歌手の人のクセまでモノマネしてカラオケを上手に歌うことでは、自身を決して成長させないのだと思います。

そしていろいろなものを「自分のものにする」ことで、いつかクリエイティブな作業に取り掛かるときに非常に役に立つのでしょう。役に立たせられるかどうかはまた別の能力ですけどねぇ。



ま、ぼくみたいに「つまらない読み方」しかできないのもどうかと思いますけどねー。



2oo4.o3.17____なんまいだー なんまいだー

大仏さん
というのは、ワリとどこにでもいるもんです。

奈良とか鎌倉とか、政治的な力の強かった地域では非常にでかい大仏が建っているものですが、政治の中心地ではない地方であっても、「小さい大仏」はケッコウ寺社単位で建てられているようです。戦後につくられた観光目的の大仏さんもいっぱいあります。
そんなこんなで、実は名古屋にもあるんですね。



名古屋大佛


でっけぇ。

ウチの大学の近くにある「桃巌寺」というお寺にあるのですが、この大仏、お寺の中でもかなり奥まったところにある上、半地下状態のとこに建っているので、周りからはほとんど見ることができないのです。大学生の中でもその存在を知らない人は多いことでしょう。

この大仏はよくできていると思う。素材も奈良や鎌倉のと同じらしい。台座の「象」などもリアルでおしゃれ。そしてなによりも、でかい。

看板に書いてある情報によるとこの大仏、座高は10メートル、そしてできたのは昭和62年だそうだ。新しすぎはしないか?
そして名前は『名古屋大佛』。あんまりだ。


それでもこのお寺は、そこそこ観光客がいる。特に外人が多い。きのうは外人さんが大仏の絵を描いていた。長閑である。



僕はケッコウこの大仏さんをガッコ帰りに見に行く。でもあんまり悩み事があるときにお寺なんか行ってはいけないですなぁ。ちょっと今、生活について悩んでおりまして・・・。




・・・何だか宗教に走る人の気持ちが解る気がしました。
やばいやばい。



2oo4.o3.28____卒業式とはいうけれど 何を卒業するのだろう

先日、卒業式があった。

で、筒と紙をもらってきた。

・・・。

そんな感じです。



2oo4.o3.31____あの日の歌が 聞こえる



桜の花の咲くころの

雨がにわかに降るように

充たされしときを誇れども

手にあたりしは白い槍




望月ですこんばんワ。春ですねぃ。

名古屋でも桜は満開になりました。
咲いたは咲いたでキレイなんですけどね、言っちゃ何ですけど、やっぱり桜のダイゴミっていうのは散るときであって、この季節に見てもなんてことはないわけです。樹の下には、5枚セットで花びらが散り落ちていたりするけど、そこに風流を感じる人はいないはず。
「早く散らないかなー」
なんて思うことは不謹慎でしょうか。




さて、春といいますと、パズルの季節ですね。

・・・。
別に冗談で言っているわけではないです。あの日本最大のパズルの祭典、『全日本パズル選手権』の予選がついに始まるわけです。
この大会の参加方法について以前このサイトで書くと約束したので、ちょっと紹介したいと思います。

とりあえず世界文化社さん発行のパズル誌を買うことから始まるわけです。パズル誌の中で一番安い420円のものを買えばたぶん世界文化社です。下のロゴが付いているものを見つけてください。



全日本パズル選手権


で、その中に応募ハガキがついているのですね。
応募問題を解いて、そのハガキに答えを書いて送る、まずはそれだけです。

ま、そのパズル誌を買えば仕組みは書いてあるんですが、簡単に流れを言いますと、次に「抽選」が行なわれるわけです。応募問題の正解者から、1000人選ばれて、準決勝問題が送られてきます。応募がだいたい十万通ほどあるというので、100倍の当選率です。・・・この「抽選」の段階にはちょっと非難の声があって、最近ではいろいろ考えられているようですが、それは後述。

「抽選」に通ると、次は準決勝の郵送問題。一週間で15問ほどを解いて送るわけです。これの上位100名が、めでたく東京で行なわれる決勝戦に参加できます。ほとんど満点でなければ通りませんね。

で、100人が決勝戦で問題を一日中解きまくって、パズル解き日本一を決めるのです。けっこう主婦の皆さんが多いですかね。

で、で、その大会で上位4位までに入ると、ついに日本代表として世界大会に出場となります。
パズル馬鹿がワンサカ集まる異次元空間へのご招待です。来年はクロアチア。どこだろう。

そのほかにも「インターネット予選」というのがあります。6月20日にウェブ上に問題がアップされるので、二時間で解いて答えを送るわけですね。これで上位5名は、一気に決勝進出です。

このインターネット予選、「抽選」では運の要素が高すぎるので設けられたのですが、実はアメリカではすべてインターネット予選なんですね。アメリカは進んでいます。というか、日本予選のスポンサーは東芝なのに、アメリカ予選のスポンサーはあの「google」なのですね。もう規模が違います。東芝がどうというわけではないのですが。




そんな感じで意外にものんびりでアットホームな全日本パズル選手権。君も参加してみないか?
ま、応募問題もそう簡単には解けませんけどねー。

詳しくはインターネットパズラー、猫のぺぇじ、あるいはパズル誌面でご確認ください。




・・・。
応募問題の横に、去年の大会の様子、として人の顔写真をいちいち載っけられるのは、非常にコッパズカシイです・・・。





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