2oo4.11.o9____Every day I listen to my heart |
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秋深し |
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最近の若者はこんなものをつけることが流行っているのかしらん、と他の女子高生をなめまわすように観察してみる。と、しかし誰もそんなものつけちゃいねぇのですね。舞い散る枯葉の背景の中、「ミニ・シャンプーハット」を腕に装着している者は皆無のつぶて。けっきょく彼女だけが、個人の意思で、個人の趣味でソレをつけているようなのだ。 さて、思い起こせばぼくも若い頃は、彼女のように自分なりのポリシーで「おしゃれ」を定義付けたものである。 帽子を安く買ってきては、クリップを付けたりボタンを縫い込んだり。 懐中時計の鎖をいろいろ付け替えたり。 髪を伸ばして結んでみたり。 マニキュアを塗ってみたり。 「これでどうだ!」と意気込んでガッコに行ってみれば、 友: 「あ、望月マニキュアしてる!それ何色?銀色?」 望月: 「うーんと、ちょっと紫がはいってるんだけどね。」 日本では男がマニキュア塗る文化などまだ無いものと思っていたのだが、理解ある周囲に意外とすんなり受け入れられてしまい、 「くっ・・・まだまだ!」 意地になってどんどん奇抜な格好になっていったものでした。 今ではとても、そんなことはできない。もう良識が身についたのです。 帽子は買ったまま着用します。 髪ももう一生長くすることはないでしょう。 マニキュアはもう塗りません。 でも、数年前の奇抜な服装のぼくと、今の無難な服装のぼく、どちらが「おしゃれ」だったのかを考えてみたとき、実際にソレをつけて出歩くことはもうできなくても、心の中には 「『ミニ・シャンプーハット』を腕につけて出歩きたい」 というように、自分の感性をソレの正誤にこだわらずそっと残しておけるような、そんな年の取り方をしたいのです。ポテチン。 |
2oo4.11.24____夢見がちな俺はセンチなため息を付いている |
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冬の朝 |
2oo4.11.29____あなたの一日が終わるときに |
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日々せまる |
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