日記帳。



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2oo3.1o.o9____苦しさの裏側にあることに目を向けて

「日常」と書いて

「地獄」と読む。

望月です。がんばれ。



世界パズル選手権に参加するわけですが、13日に日本を出発なんですけどね、日本選手団の「チームリーダー」からいろいろメールが送られてくるわけですよ。あれやれだの、これ解いておけだの、オランダのパズル誌を郵送しただの、要項が届いたから読んでおけだの。英語。
わしゃあ忙しいのじゃ。ええかげんにせぇ。




それでも去年の実際の問題くらいは解いておかないといけないだろうから、夜中、半徹夜して独りちまちま解くわけですよ。涙を流しながら。

「脱・ひきこもり」

それを胸にかかげ、人間にマミレルために、東京まで出て予選会に参加したっつーのに、結局さらに輪をかけてひきこもっているぼくがいる。「1」に何を掛けたところで、その掛けた数だけ「1」が増えるに終止するという代数学の基礎を、ワタクシはどうやら理解していなかったようである。結局ぼくは「1」。

そんなこんなでいつの間にか眠ってしまって、
そして目が覚める。
「・・・あ、パズル解かないと。」
起きて10秒で鉛筆を持つ。「醒めない悪夢」とは多分こんな状況を指すのだろう。寝ても覚めても、覚めても寝ても・・・。

冬。
冬を担当する天の精霊は、その手に修正ペンを持っています。そしてペタペタと、ぼくの心にペン先を押し付けてきます。やめてくれー。これ以上「何か」を消さないでくれぇ・・・。寂しいよ−・・・。




でーいっ!
がんばるぞ〜!
ここを乗り越えれば、オランダに行けるんだも〜ン!しかも「タダで」!
こんなチャップーイ、チャップーイ、酷寒の島国なんか抜け出して、一年中温暖な地中海気候へふぁーらうぇいするのだ!

みなさんはこれから押し寄せる冬将軍に戦ったり負けたりして、元気に風邪でもひいちゃってて下さい。チャップーイ、チャップーイ。日本はチャップーイ。冬は寒いぞおおおお!ほーっほっほ!ほっほっほ!
ワタシは向こうで「バカンス」とか「ロマンス」とか「サンサーンス」とかしてくるザマス!♪みなみの〜しまの




メールが到着しましたfromリーダー。




出場者の皆様へ
オランダは日中でも最高気温が10度前後だそうです。チャップーイ。






いやあああああああああああぁぁぁ
発狂。



2oo3.1o.11____日本人は胃腸が弱い

緊張して、眠れない。
夜中、コンビニで缶チュウハイとビーフジャーキーを買う。

初めての海外旅行。
一応、日本代表。

基本的にノミの心臓であるぼくは、出発3日前からこんな感じだ。




姉にメールを送ってみる。


オランダみやげ買ってくるねー。
『チューリップもなか』とか。
『チューリップ八つ橋』とか。




姉からメールが返ってくる。

じゃあ『チューリップの三角ペナント』お願い。


こういった姉の気の利いたコメントは大好きだ。





これからかなり忙しくなるので、今日でしばらく更新は休み。20日に帰国なので、それまで音信不通になります。

ま、ついでと言っては何ですが、むかーし作ったコンテンツを公開します。その名も
「正しい隠しページの作りかた。」
ホントはずっと公開はしてあったのですが、そのページ自体を「隠しページ」にしてしまったため、だーれも気付いてくれないのことよ。「隠しページ」に入るには、最上部左角の風船の画像を、4回クリックしてください。コンテンツが追加されます。そら、気付かないわ。
ひまだったら、読んでみてください。



じゃ、また月末に会いましょう。
指を交差させてお待ちくださいな。うじゃ。


追記:(2oo3.12.31)
「正しい隠しページの作りかた。」は、一般に公開しました。「雑記帳」より入ってください。

2oo3.1o.22____夜の向こうにある 未来さがすよ

Yah!
ダンキュー!
望月がひとまわり大きくなって帰ってきたよ。ただいまおかえり望月です。

予想以上に楽しかったですよ、オランダ旅行。


まー、とにかくまずオランダの街並みのキレイなこと。石の敷き詰められた道路、石造りの家。それがだーっと続いているわけですよ。ずーっとディズニーランドみたい。商店街だってのに、生活のにおいが全くしないんですよね。あーいうところに行くと、本気で「日本に帰りたくない」って思いますよ。優雅でね。バイオリンとか弾いてる人とかいるわけですよ。教会とかもふつーにありますし。まさに「素敵」って感じでした。


で、メインの「パズル選手権」なんですけどね、これがまたすごいすごい。
ホテル一つがほとんど貸し切り状態でその選手権の人の宿泊と試合会場になっているのですが、とにかく世界25ヶ国の代表のパズル解きが集まるもんですから、当然そこに異常な空間が生まれるわけですよ。とくに大会側のサービスで毎晩オープンしている飲み放題のバー。各国の面々が、自慢のパズルを引っさげて集うわけです。

"I have an interesting puzzle."

とか言いながら。英文にカーソルを合わせると、訳が出ます。

"Make 24. You can use 1,3,4,6 exactly once,respectively."

とかふつーに出されるんですね。ほかにもマッチ棒パズルとか。「この二つの面積の比率を求めてみろ」とか。それで暇な人間が、国籍関係なくテーブルに集まって考えちゃったりするわけですよ。Heinekenを傾けながら。

"(14-6)×3. OK?"

"No,no. The letters are used as single-digit."

"4×6×13."

"No,no."

"6÷(1-3÷4)."

"Oh! It right. Next is---."

これが一晩中くり返されるのだから異常としか言い様がない。テーブルの上は「世界の立体パズル博物館」状態。パズルバカが100人以上集まっているものだから、「この問題も解け」、「うちの国にもこんな面白いパズルがあるぜ」、我も我もの大にぎわい。そして自然と集まる世界のパズル誌。ИとかДとか、英語でない文字の使われてる雑誌をいただいても、物凄く困ります。


それにしても、こんなにも外人としゃべったのは初めてである。
パズルのラウンドとラウンドの間の休憩時間に、アメリカ人とか話し掛けてくるわけですよ。

"Have going?"

・・・。
ひー!意味が分からーん!はぶごーいんぐって何だ!?
困っていると、そのアメリカ人さんも理解してくれて、言い直してくれたりする。

"Good or bad?"

"お、おーう、バッド。"

ろくすっぽ会話ができない自分が、なんだか情けない。"Good or bad?"とか言われてるなよ、オレ。


そして面白かったのはインドチーム。
このチーム、4人来れなかった人数の足りない国の人が集まった連合チームで、インド人2人、ペルー人1人、そして付き添いで来ていた日本人1人が急きょ参加することになって構成された急造チームなわけだが、なにせインド人がルールを把握していない。
例えばチーム戦で、ある条件に従って図形を与えられた型に敷き詰めて、高得点を競う問題が出たわけだ。1チームの4人で、協力して、できるだけ高得点になるように、キレイに敷き詰めなければいけない。無駄な隙間ができると、大きな減点に繋がるのだ。
ところがインドとペルー、自分勝手にどんどん図形を並べだす。

『ちょ、ちょっと待って。もっと計画して・・・』

彼女の叫びも虚しく、1分で完成。
それでも高得点を目指そうと、試行錯誤を試みる彼ら。
そして終了時間スンゼンのところで、「はじめから考えて並べないといけない」ということに気がつく。全部を崩そうとする彼ら。残り時間は1分を切っていた。

『ドントタッチ!ドントタッチ!』

静まり返った会場に、彼女の悲鳴だけが虚しく響く。しまいにゃジャッジの人まで「もう触らない方がいいよ」と止めていたという。

ほかにも、
「1本のループを作れ」
という問題でも、日本の彼女がインドの人に

『あ、ここ切れてるよ。ループになってないよ。』

と指摘したなら、

『いいんだ、ここはスタートだ。』

という始末。

『ノースタート!ノースタート!ループ!ループ!』

静まり返った会場に、彼女の困惑だけが虚しく響く。


うーーー、ほかにもたくさんたくさん面白いことがあったのに書き切れないよお。
少しづつ書いてゆこうと思うんで、しばらくの間おつきあい下さいな。


次は「はじめての飛行機」について。



2oo3.1o.24____庭先で一つ 咳をする

風邪をひいちまったので、また更新を5日ほど休みます。ゴホーン。

それにしても、鼻がつまると未だに「山瀬まみ」の物まねをしたくなるのはなぜだろう。こんばんば。



2oo3.1o.3o____うつむき歩くその癖は 今もあの日のままだね

おらー、のはらしんのすけだどー。
まだ鼻がつまってます。

やれやれ、困ったことにまだ時差ボケがなおりません。昼間すごーく眠いのに、夜中は異様に目が冴えてしまうんですよね。
もう帰国して二週間たつので、そろそろ日本時間に感覚を戻さないといけないナー、と思う今日この頃の望月ですこんばんワ。
・・・もともとこんな感じの生活サイクルだったという説もある。

少し間が空いてしまいましたが、旅行記の続きを。今回は飛行機について。



ぼくはこの前オランダに行ってきたんですけどね、とーぜん飛行機で行くわけなんですよ。
ぼくは今まで生きてきて、北は東京、南は京都までしかいったことがないんです。だから飛行機なんざ乗ったことがない。つまり今回が初フライトなわけです。ぶっちゃけ緊張しました。

飛行機に乗りますと、スチュワーデスさんがいるわけです。ぼくが乗ったのは「ルフトハンザ航空」とかいうドイツの飛行機だったんでして。だもんでスチュワーデスさん、みんな外人。みんな金髪。みんなデカい。オイラ、びびる。
このルフトハンザ航空、ドリンクサービスの多さで有名らしい。しょっちゅうスッチーが飲み物持ってくる。どうやら飛行機というのはただで飲み物をもらえるらしい。
前の方から、「ウッジュー何とかドリーンク?」が近付いてくる。1人1人に飲み物を注いでは手渡し、注いでは手渡しのスッチー。そして飲み物をのせたキャリアがぼくの横まで来た。

スッチー:
「ウッジュー何とかドリーンク?」

来た。
今回の旅行の初Englishであるからして、ここは「びしっ」と決めねばなるまい。

望月:
「コ、コーラ。」

スッチー:
「はい?」

すると満開の笑顔で訊き返してくる外人スッチー。優しさが威圧的だ。

望月:
「え、えーと・・・、コーラ・・・」

スッチー:
「はい?」

望月:
「あの・・・、コーラ、プリーズ・・・

スッチー:
「オー、コーラ。」

おっかなびっくり英会話。
外国では「コーラ」のことを「コーク」と言うのだと、思い出したのは30秒後のことだった。どうりで訊き返される訳だ。

◆正しい外国の歩き方その一◆
『コーラ』は日本語。『コーク』と言おう。


コーラを受け取って、一口飲む。

『ブワッ!』

抜ける炭酸。

気圧が低いのは分かるが、そんなにがんばって抜けなくてもいいじゃん。

◆正しい外国の歩き方その二◆
飛行機では炭酸ジュースは避けよう。


食事の時間。わーいわーい。
機内食が配られる。



・・・。

ばかやろーっ!

ひどすぎるーっ!

「そうめん」だとか「チーズ」だとか、給食をさらに悪化させたようなショボイ小物が10品ほど出されましてな。アルミで包まれた謎の物体が出されましてな。開けてみると、ご飯の上に大量のシラタキ、そして肉片が二切れ。メニューを見てみると『牛丼』、ってこれ絶対ギュウドンじゃないよ!刑務所の牛丼だってもうちょっとマシだろうよ。

◆正しい外国の歩き方その三◆
機内食は、期待するな。


しかし11時間も飛ぶとなると、そうとうヒマになってくる。しょうがないので、パズルを作って、同行しているプロのパズル作家さんに解かせてみる。今思うと・・・大それたことをしてしまったなぁ。
そんなことをしてると、またまたスッチーが「ドリンク」「ドリンク」言って前からやってきます。ドリンクサービスの時間です。

よーし、今度こそうまくやるぞ!スチュワーデスさんとすら意思疎通ができないんじゃ、外国に着いたらもう絶望的だぞお。さぁ!レッツ、リベンジ!


スッチー:
「ウッジュー何とかドリーンク?」

望月:
「お・・・おれんじじゅーす・・・」

スッチー:
「はい?」

望月:
「オ、オレンジ・・・」

スッチー:
「はい?」

望月:
オーレンジ・・・

スッチー:
「・・・。」

望月:
「オーレンジ・・・、・・・オーレンジ!」

スッチー:
「・・・。」



望月:
「オーレンジ!」

スッチー:
「オー、ウーロンティー。」

望月:
「ちが・・・!」



手渡されるウーロン茶。

・・・そのウーロン茶は、ちょっぴり塩味がしたのね。

◆正しい外国の歩き方その四◆
飛行機に乗る前に、英語力をつけよう。




まーこんな感じで。
エコノミーだからしょうがないけど、あまり快適だったとは言えませんですな。
まだまだ改善の余地はありそうですぜ、航空会社。
そして、オレ。





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