日記帳。



9月前期 9月後期

もどる

2oo2.o9.19____寒い北風 木の根っこ

うおーい、望月です。
なんだか最近、このへん寒いですよ。
秋将軍到来ですな。
うおーい。

きのう、いそがしくって日記の更新できませんでした。ゆるして。えへ。
だいたい、化学科って異常なんですよ。
学科の中では一位二位を争ういそがしさで有名な「理学部化学科」。医学関係の学部を抜かしたら大学内で一番いそがしいといううわさもあります。
遊ぶ時間などありゃしないや。
しかしその実、一年二年いたところで大した結果は通常出やしません。
今日も実験、明日も実験、
毎日毎日同じことの繰り返しで、おにいちゃん生きてる気がしないんだよ。
大学にお泊り、徹夜で実験も日常茶飯事、それが化学科ですわ。

もしあなたのお子さんが
「ぼく、化学科にいきたい」
とか言いだしたら、ぶん殴ってでも更生させてください。おにいさんとの約束だ。

化学科は、貴重な青春時代の多くをこれでもかこれでもかと吸い尽くした挙句、結果として地域社会に還元できる能力の会得に関しては、きわめて効率が悪いというのが実情の学科なのです。これはみなさんの想像通りの「理学部」だと思います。そして正しい人格形成にも悪影響を及ぼしかねない、すさんだ環境が作られるわけです。
もちろん、化学を究めてしまれえば「成功者」の道を歩めるのですが、言うほど簡単ではないのですよ、これが。そして多くの学生が毎年、教授のお手伝いさんとして学費を背負ってやってくるのです。終わりなき輪廻、そしてその世界は永続する・・・

まぁ、しょせん下っ端のぐちですけどね。
ちょっと現実逃避しちゃいました。さて、がんばるぞ!


2oo2.o9.2o____ひゅーるり、ひゅーるりらら

おはようございます。
今、徹夜あけの朝八時です。
研究室に缶詰めです。
学会が近いです。
でも準備が全然終わりません。
うえーん、たすけてー。


2oo2.o9.21____ギリギリじゃないと僕だめなんだよ

もっと早くから準備していれば、こんなことにはならなかったはず・・・。
かれこれ50時間ぐらい、研究室にいるのだが・・・、もうそろそろオウチに帰りたいよう。
ねむいよぉ、しんどいよぉ、実験データがたりないよぉ。


むかし、あまり実験をしない友人がいまして、その人が卒論を書くとき、かなり苦労をしていたことを思い出します。彼は何かに取り憑かれたかのように
「地獄だぁ、地獄だぁ・・・」
とつぶやいていました。

そんな彼に対して僕は、
「ジゴ・・・ク?ジゴウジトクの略?」
とか言ってみたら、彼はグーで殴ってきました。


そんな、当時の自分が恨めしいです。


2oo2.o9.22____help!

きのうは家に帰って、風呂はいって、ヒッパレ最終回の録画予約をして、また研究室にきた。それがきのうの話かどうかもわからないが、とにかく、今は研究室だ。

24日の火曜日までに、学会発表できる形にしないといけないんです。12分も何を話せというんだ!OHPシートと呼ばれるスライド用の透明のフィルムを刷って刷って刷りまくって・・・。
誰か、ぼくを励ましてください。ぎゃおおおぅ。


2oo2.o9.23____だめになりそうなとき、それが一番、大事。

・・・今回のことで、何か学んだ気がします。
いや、修羅場はこれからなんですがね。

ちっとも分からないと思いますが、ま、学会が終わったら長々と語らせていただきます。とにかく、開き直れっちゅぅことですわ。
「書きたいこと」の量と「暇な時間」の量は反比例するよなぁ。
きっと次回の日記のタイトルは、「シュラバ☆ラ☆バンバ」でしょう。
では、いずれ。


2oo2.o9.24____ちかづいてく、ちかづいてく、決戦の・・・

きょうの午後一時から学会発表のリハーサルをするのです。
今、夜中の二時。
よし、六時までに仕上げちゃるぞ!


・・・いま、研究室内は、てんやわんやです。


2oo2.o9.24____ずんずんどっこ、ずんずんどっこ

夜中の四時。
ああ眠い。
なんだか今なら、空を飛べそうな気がする。


2oo2.o9.24____ぼくのせなかには羽がある

やっほーい、おわったぞーい!


2oo2.o9.26____血の汗流せ、涙を拭くな

ごめんなさい。
今日からしっかりと日記書きます。


なんだか最近、K1だかプライドだかがテレビでやっていたというのを、風の便りで聞いた。
このK1というのは、世に存在する競技の中でも最も野蛮なものの一つだ。そして空手発祥の地、日本で生まれた競技だけあって、礼に始まり礼に終わる、武士道を重んじた、押して忍ぶ心、いわゆる精神面の鍛錬に対して非常に高い価値の置かれる、世界でも特異なスポーツとしても有名だ。その「samurai同士の戦い」は今、世界中の子供たちのあこがれの的であり、その選手は子供たちにとって偉大なるヒーローなのだが、試合が始まってみれば、やることは殴り合いだ。「マウントポジション」といえば聞こえは良いが、人の上に乗っかって、上から殴りつけるのだから、そんなひどい話は無い。立ち技で決着の付く試合は半分も無く、ホントに勝ちたいならば寝技に持っていって関節を狙うか、マウントポジションをとるかしたほうが良いらしく、リングの上では選手同士がもつれ合う姿を長く見ることとなる。あとは執拗なローキック攻撃で相手を立てなくする、など、効果的な攻撃は押しなべて地味だ。

こういうのを見ると、ぼくはプロレスというものの有用性に関して多少なりとも理解が及ぶわけなのよね。

プロレスは「やらせ」だから・・・、と人はいうだろうが、100%やらせである。100%真剣勝負のK1とは性質が正反対なのだな。
たとえば、対戦相手をロープにふってみる。すると、彼は物理学法則を無視した高エネルギー状態で戻ってくる。そんなバカな。
たとえば、馬場が「ぽ」と言ってチョップを放つ。すると、対戦相手はがっくりとひざを突く。そんなバカな。
たとえば、猪木がK1に出場する。多分、えらいことになる。そんなバカな。


だからプロレスは面白い。
エンターテイメントなんだよね、プロレスって。目的は勝つことではない、お客を盛り上げること。なので見栄えのする攻撃の連続が繰り広げられる。やられ役も必要だろう。均衡した試合運び、一方的にやられていた相手の起死回生の一撃。そしてスペシウム光線は予定時刻通りに放たれる・・・。


同じ「格闘技」でありながら、性質のまったく異なるK1とプロレス。きっと、個人の持つ主観的な欲求によって、片方は肯定され、片方は否定されることになるだろう。
真剣勝負か、エンターテイメントか。
あなたが、この2つのうちどちらがより好きなのかを考えれば、それがあなたの満たされている精神についての示唆になるかも知れないね。



でもぼくはね、巨人の優勝が決まったってわかってるんだから、あの試合は阪神が負けてあげても良かったと思うんですよ。野球ってある程度はプロレスであるべきだと思うんだよなぁ。

追記:(2oo2.11.1o)
 2002年セリーグのペナントレース、巨人のマジックは1。その日、巨人が勝つかヤクルトが負けるかすれば巨人の優勝が決まった。先にヤクルトが負けたため、試合中の巨人はその時点で優勝が決まったわけだが、どうせなら阪神に勝って有終の美を飾りたい。ところが阪神が逆転勝ちしやがって、原監督は負け試合のあとで宙を舞うというなんとも盛り上がりに欠ける結末となった。


2oo2.o9.27____想い出はいつの日も、雨。

きのう、ビデオにとっておいた「ヒッパレ」をようやく見たよ。

いやぁ、すごかった。

感動した。

オープニングからKRUDのダンスに圧倒された。
Hipp'sはくねくねおどって、スゲェと思った。
サーカスはやっぱりすごいや。
あの三つ子の宇宙人はどうにかしてくれ。
井上順は、まぁ、いろいろ下手だったけど、それなりにいい味出してた。
磯野キリコは狂ってた。
ローリーはこの先どうするんだろう。
森口は何をしても一昔前のにおいがする。
知念里奈は泣いた。
三宅もないた。

友人とこのヒッパレについて話をした。彼は
「そろそろ終わると思ったよ、マンネリ化してたもん」
と言った。僕は否定できなかった。確かに正しい。ギャグはコテコテ、メンツは確定、まるでよしもと新喜劇。途中歌が入るから、ドリフ?そしてネタにしているのが、今やどこそこのTV局で毎日のようにランキングとして紹介されている「歌謡曲」。窮地に追い込まれるのも無理は無い。しかも、そのコテコテさゆえに、パターン化されたイベントによって「イチゲンサンお断り」な笑いも織り交ぜられており、新参者には何が面白いのかわからない。
たとえば先の最終回、最後の歌は「TSUNANI」だったが、曲の間にザ・キングトーンズの「グッド・ナイト・ベイビー」が歌われたのはなぜだかわかるだろうか?これ、毎週見ていないとわからない。ま、答えは「It's show time」でのカットインでよく使われたから、くらいなのだが、なんとなくヒッパレの象徴的な歌になっているのだ。よく知っている人は、そこで同時にノッコの顔が浮かぶはずである。

だから毎週見ている人にとっては、なぜ終わるのか、まったくフに落ちないわけだが、たまにしか見てない人にとっては、なぜだらだらと続いてるのか、とイブカシク思うことになる。

視聴者とともに成長する番組、ヒッパレ。しかし番組としてはあまり良いスタイルではなかったかもしれない。より多数の人に支持されるべき、メディアに組み込まれた中のバラエティー番組としては、彼らは固定メンバーの中で、マンネリという誤った方向に向かってしまった。経験を積んだお客のみに笑いを提供する、意地の悪い番組になってしまった。

そして、「ヒッパレ」は終わった。
後に残されたものは、経験を積んだ、一部の視聴者。私たちは、マンネリという枠の中で成長したに過ぎないことに気が付く。枠の外では何の役にも立たない、「ヒッパレ」の読解力・・・。
・・・しかし我々はいつか同胞と出会い、枠の中で、高レベルな会話を繰り広げることになるであろう。思い出を共有する戦友たちと・・・。
いや、べつにそんな大そうなものじゃないんだけどさ。


あとちなみに、最終回って、尾崎紀世彦がやたらと出てきた気がしない?
もしかしたら「デジタル時計の誕生日」かもしれないけどさ。


2oo2.o9.29____守るも攻めるもくろがねの

きのう、精神が分裂しかけたので、ゲームセンターでガス抜きしました。

ぼくのいきつけのゲームセンターは4階にあるのですが、その1階はスロットコーナーになっている。
この「スロット」っていうのは最近急速にはやりだしたと思わない?ぼくの友人もやたらはまっていて、「設定6」だとか「今度はダチョウでいってみよう」だとかわけのわからないテクニカルタームを飛び交わして盛り上がっています。ホントにわかりません。

スロットやパチンコって、お金かかるから僕は嫌です。一回試しに行ってみたのですが、10分で3000円消えました。友人は「最低でも一万円は投資しないとだめだよ」というのだが、そんな金があったら、僕は自転車を買います。へへい。

パチスロはお金のかかる趣味だと思うよ。
そういう店が何割デラなのかは知らないが、仮に三割がテラ銭として店に吸収されるのなら、お客の所持金は単純に考えて70%になる。時間を無限大に持っていくほどその傾向は安定するだろう。10万持ってパチスロ打てば、あたしゃ7万で歯が立たない。

だからぼくはゲーセンに行きます。1ゲーム50円なのだから、1000円持ってゆけば、飛行機を追撃したり、迫り来る敵を銃撃したり、バブルを打ち上げたり、地下3600Mまでもぐったり、チェックメイトしたり、10連鎖して☆だらけにしたり、ハイテイツモのみであがったり、パニクルをパネクルしたりと、いろいろできるわけだ。

高いお金を出して、爽快感を買い、ストレスの発散とする。もしかしたら、お金の浪費自体がストレス解消になるのかもしれない。中には主たる収入源として切実なものもいるが。
とにかく、お金がかかろうがかかるまいが、それは一つの趣味であるとしか言いようが無く、生活水準に依存するために見栄えこそ異なるが、本質的な価値としては横一線に並ぶものであろう。どれも否定する権利は、ぼくにはない。いいんじゃないですか?パチスロ。


しかし趣味というのは、欲望のうち非生産的なものを指すのだろうが、そう考えるとあまり趣味にはまるのは良くないよね。成長の過程が気持ちいいんだろうけど、天井に突き当たったとき、むなしくなると思うし。

その一瞬を見るか、全体を見るかは本人の自由だけど




---------------------------------------------


9月前期 9月後期


もどる


【風船の結び玉3】home
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送